導入事例 セレボス社
MovexでB2Bシステムを構築し、カスタマーサービスの向上を実現
オーストラリアおよびニュージーランドでスーパーマーケットへ行くと、必ずと言っていいほど、セレボス(Cerebos)ブランドの食料品が目に入るでしょう。オーストラリアとニュージーランドでの大手食品飲料メーカーである同社は、ソース、調味料、ドレッシング、塩、胡椒、菓子、飲料、コーヒー、冷凍食品、外食産業向け製品などの高級食品の販売を行っています。
同社の家庭向けブランドには、Saxa Salt、Kooka Salt、Gravox Gravy Maker、Fountain Tomato、Table Sauces、Bisto Gravy Maker、Mocopanブランドのコーヒー豆とインスタント・コーヒー、Cerebos Salt、Captain Tuna and Salmon魚介類缶詰、Takrai Thai Products、IXL Tomato Sauceなどがあります。これらの製品の多くは、それぞれのマーケット・カテゴリで最大のシェアを占めており、その消費者への認知度の高さは、新製品の開発でも優位な基盤となっています。
同社の売上高は約3億1500万ドル(約220億円)で、従業員数は700名を超えます。
B2Bソリューションの構築
デジタル経済の到来に伴ない、セレボス社はe-ビジネス・ソリューションによるカスタマー・サービス・レベルの向上と競争力の強化を目指しました。同グループのCIOであるJason Gordon氏はこう言います。「当社は、スーパーマーケット・チェーンからカフェのオーナーまで、4,000社以上のお客様に対応するために、当社のコア・システムと統合されるe-ビジネスによるB2Bソリューションを必要としていました。」
自然なパートナーシップ
トータルな企業間取引(B2B)環境を構築するためのe-ビジネス・サービスを提供するサプライヤとして、セレボス社はインテンシアを選択しました。「当社では、コアとなるERPソリューションとしてインテンシアのMovexを導入していましたので、e-ビジネスの運用を実現する上でのパートナーとしてインテンシアを選択したのは自然なことでした。」と同氏は言います。「これにより、セレボス社とその顧客との間のコミュニケーションはさらに改善され、インターネットを通じて重要な情報を提供することで、付加価値を生み出すことになります。」
セレボス社は、オーストラリアとニュージーランドを基盤とし、アジア・パシフィック地域全体へ輸出を行う、中規模の食品・飲料メーカーです。セレボス・オーストラリア・リミテッド社と、ニュージーランドのセレボス・グレッグス・リミテッド社が合併して経営を統合する一方で、それぞれの国で独立した法人組織として運用を行っています。Gordon氏は、この合併の将来的な利点として、最新の在庫情報、顧客情報、与信状況、注文状況などへのオンラインでのアクセスが可能になることを挙げます。
お客様とのオンラインでのコミュニケーション
「このe-ビジネス・ソリューションによって、独自のERPソリューションを持つ大規模な小売業者との間で、システム対システムを基本とする情報伝達が可能になり、EDIプロセスがさらに効率化されます。またXMLを利用することで、それらのお客様との間で、請求書、発注書、出荷通知をオンラインで直接送受信することが可能になります。」「インテンシアのe-ビジネス・ソリューションによって、より小規模なお客様がインターネット経由で直接注文を入力することも可能になります。そのようなお客様は通常はERPシステムを持たないため、インターネット経由でのアカウント状況照会機能や販売統計照会へのアクセスを通じて、さらなるカスタマー・サービスを提供できるようになります。」と同氏は言います。
将来的にはセレボス社は、この統合されたe-ビジネス・インフラストラクチャによって、インターネット経由で大規模な小売業者が自社の需要を予測し、その所要量を直接セレボスに伝えることが可能になると期待しています。サプライチェーン全体を通じてこれが実現されたときには、同社のe-ビジネス・インフラストラクチャによって、需要予測ではなく実際の消費者の需要に基づいて顧客の在庫を補充できるようになり、最適在庫レベルを維持できるようになるでしょう。同社はまさに、効率的消費者対応(ECR)とメーカー主導型在庫管理(VMI)を実現し、それらのプロセスが可能にする利益を享受するところまで近づいています。
「ヨーロッパでは非常に成熟した仕入先と顧客の関係が築かれており、それこそが現実のサプライチェーンを表していると思います。インテンシアは、スウェーデンを拠点とするソフトウェア・ベンダーであることで大きな強みを持っています。取引関係という点で非常に成熟したマーケットを基盤としているからです。この経験は、サプライチェーン全体を通じてe-ビジネスを実現するという当社の目標を支えると考えています。」と同氏は言います。
サプライチェーンの実現
オーストラリアとニュージーランド全土に渡ってMovexを完全に導入したことで、セレボス社は、Movexのe-ビジネス・コンポーネントによって優れたカスタマー・サービスを提供できるようになりました。Gordon氏は、このようなコンポーネントは、サプライチェーン全体を管理するコア・システムと切り離して展開することはできないと強く信じています。「効率的で、タイムリーで、柔軟なプロセスを確立させるまでは、有用なサプライチェーンの一部とはなりえません。顧客と仕入先に対して、効率的かつ柔軟に対応できる必要があります。サプライチェーン・マネジメントを語ったり、体裁を整えたりすることは誰にでもできますが、効率的なサプライチェーンによって作り出されるニーズを満たすためには、適切なプロセスを確立させる必要があるのです。そして、それらのことをすべて適切に行うまでは、競争力を得ることはできないでしょう。」とGordon氏は結論付けました。
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